子育ては割り切る事が大切
子育てに完璧であろうとするから
自分は出来ないとか
情けないとか思うのです
割り切る事が大切です
「解説」
子育ての基本は、完璧である必要はない、
ということです。
完璧であろうとするから、
自分は出来ないとか、情けないとか思うのです。
「わが家の状況では、これ以上のことは
望めない」と割り切る事が大切です。
いいかげんで構わないのです。
子供と過ごす時間は短くても、
その時間を密にすればいいと考えれば、
イライラは少なくなります。
どんな状況にもプラスがあり、
マイナスがあります。
マイナスはあまり考えず、プラスを活かして
いけばいいのです。
子供には、親が相手にしてくれない、
どこへも連れて行ってくれない、という
不満があるかも知れません。
でも、10分とか15分という短い時間でもいいので、絵本を読んでやったり、勉強や遊びの
相手をしてやればいいのです。
人間と同じように、家庭にも個性があるのですから、その個性を伸ばしていって下さい。
よその家と比べるから、
イライラする事が多くなるのであって、
「これがわが家の個性だから、これでいいんだ」と思えば、楽になります。
お母さんは、子供を信じて、のんびりかまえ、勉強よりも親子の関係、親子の遊び心が
通い合う時間を考えれば良いのです。
いちばん大切なのは、
「子どもをマイナスにみない」
「親が自分自身をマイナスにみない」
ありのままの個性を受け入れ、
自然体で接しましょう。
ときには、お母さんが子供に感情をぶつけて
叱ってもいいのです。
でも叱りっぱなしはいけません。
子どもには必ずあとで、
「イライラしてて、ゴメンね」と
謝ることです。
そうすると、子どもの方も、
「ママだって辛い時があって、そんな時は自分達につらくあたる。でも本当はやさしいし、愛情をかけてくれる。だから、いくら叱られてもママが好き」と言う気持ちになるのです。
そして、悲しい時は、悲しい気持ちを子供に伝えましょう。
それが自然な家族の関係だと思います。
いつも穏やかである事だけが、
理想の家庭ではないのです。
〜七田 眞 著書より本文引用〜
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